過払い金返還請求の流れとして、以前は
① 電話による交渉
② 交渉決裂なら裁判
という流れが一般的でしたが、今では即訴訟という案件も増えてきました。
というのも、電話による交渉が全く話にならないからです。
業者側の最初の金額提示はほぼ「利息なしの元金5割」となっています。
そこからなんとか過払い元金の7~8割まで持っていければまだいい方で、6割がいっぱいという業者もあります。
となると、依頼者もそれでは納得しないわけで、「裁判しましょう」となって訴訟対応にあります。
ただし、裁判をすれば必ず過払い金全額を返してもらえるわけでもなく、お金がない業者は判決とってもまったく返してくれません。裁判するだけ時間と費用の無駄になります。
お金を貸していたときは、少しでも返済が遅れるとがんがん督促をかけてきたのに、逆にお金を請求される側に回ると「払えません」とくる訳ですからたまったもんじゃないですね。