過払い金返還請求については、任意整理の中で再計算の結果過払い金が判明するケースと、既に債権者への返済が終わっている場合に、最初から過払い金返還請求を目的としておこなうケースに分かれます。ここでは後者の過払い金返還請求の流れです。
(1)司法書士との打合せ
まずは、借入先、借入期間など過払い金返還請求手続に必要な事項をヒアリングしていきます。
(2)受任通知の発送
ヒアリングをもとに借入先である消費者金融や信販会社などに、司法書士が手続を受任した旨の受任通知を発送します。
(3)再計算
債権者より開示された取引履歴をもとに、利息制限法を超えた利率のものは、利息制限法所定の利率に計算をし直します。
(4)過払い金の返還請求交渉
(3)の計算結果をもとに判明した過払い金について、各債権者と返還交渉をしていきます。
(5)和解締結・終了
債権者との間で成立した過払い金の返還額、返還日などを書面で取り交わして、最終的に過払い金が返還されれば手続終了です。