解決までの流れ
消費者金融などからの貸金に対する支払督促に対しては、一般的にその貸金の内容に争いがなければまず督促異議の申し立てを行います。すると通常訴訟に移行しますので、そこで分割返済についての和解を成立させ、あとはそれに従って分割で返済をしていくという流れになります。
Fさんについても、これと同様にまずは督促異議の申し立てを行い通常訴訟に移行させ、そこで分割返済についての和解を成立させて、あとはFさんが月々返済していくことで解決することができました。
解決のポイント
Fさんのように、「消費者金融などから借入をしていたが、その後支払ができなくなりそのままの状態で長年放置」されているケースは多々見受けられます。
当然そのままの状態で督促なども全く来ないということもありますが、忘れた頃に裁判所から支払督促などが来たりして緊急に対応を迫られることもあります。
支払督促に限らずですが、裁判所からの郵便物が届いた場合には早期になんらかの対処をする必要があります。一番してはいけないことは、それをそのまま放置することです。
支払督促が来たり、裁判を起こされたりといった場合、そのままの状態で放置していると、最悪給料や預貯金の差押えにまで発展することがあるからです。